新しい資金調達手段として注目されているファクタリング。
この記事ではファクタリングを利用するメリットとデメリットについて解説していきます。
余分な情報は極力省き、ポイントだけ解説していきます。
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運営者:すくらっち
【40代をスマートに】40代2児の父 | 子育て10年 | 管理職10年 | 金融×ITサービスに携わって15年。職業柄、企業の体力や財務内容を無数にチェックしてきました。経営者の資質や事業に対する考え方、熱量なども要チェック。個人事業主、新設法人にも相当数触れてきました。独立のきっかけや経緯、独立のための準備にどれだけの時間を要しているかも超重要です!
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メリット
様々な角度からファクタリングを見ていくと16メリットありました。
債権(請求書)の早期現金化が可能
フリーランス・個人事業主でも利用可能
銀行融資やクレジットカードの信用情報に影響しない
最短60分で資金調達できる
債権(請求書)の未入金リスクが削減できる
手形割引と違い未入金時の返済が不要
銀行融資よりも審査が簡易的
必要書類が少ない・・・2社間ファクタリング
手続きが簡単・・・2社間ファクタリング
利用者(債権者)の業績が影響しない
担保・保証人なしで利用可能
安心感のあるサービス提供会社が増えている
節税効果がある
資産をオフバランス化できる
取引先(請求先)に知られない・・・2社間ファクタリング
債権回収の手間の削減・・・3社間ファクタリング
債権(請求書)の早期現金化が可能

ファクタリングの一番のメリットであり求められる機能です。
取引先(請求先)からの支払期日の前に現金化することができます。
キャッシュフローの安定化につながります。
フリーランス・個人事業主でも利用可能
株式会社●●、というような法人と比較するとどうしても信用力が低いフリーランス・個人事業主。
そういった方でも利用しやすいサービスです。
詳細は後で説明しますが、利用者側の信用力が審査に大きく影響しません。
銀行融資やクレジットカードの信用情報に影響しない
一般的に金融機関からの借入状況は情報がつながっています。
ですがファクタリングの利用においては信用情報に照会したりすることはないので安心して導入できます。
最短60分で資金調達できる
つい2年前くらいまでは「即日」でとても早いと思っていましたが、いまや60分ですからね。。。
急な資金需要にも対応できるのは非常に心強いです。
ですが、提供するファクタリング会社によって資金調達までの時間は異なりますので事前にリサーチが必要です。
債権(請求書)の未入金リスクが削減できる

ファクタリングにはノンリコース機能を備えたサービスがあります。
ノンリコースとは

取引先(請求先)から期日に入金がない。。。
取引先(請求先)が支払前に倒産してしまった。。。
という場合も利用者の損失にならないということです。
▼こちらの記事も参考にしてください。
【クライアントからの報酬踏み倒しが不安】フリーランスのお金の悩み
手形割引と違い未入金時の返済が不要
手形割引の場合、取引先(請求先)の未入金が発生した場合、債権者に返済義務が生じます。
ですが、上述したとおりノンリコース機能のあるファクタリングであれば返済不要です。
最近は手形の流通量も減ってきてますし、金融機関の手形割引審査は厳しいですしね。
銀行融資よりも審査が簡易的
決算書、事業計画書、借入状況の報告、現在のキャッシュフロー開示、取引先の数・信用力の調査。。。
銀行からの融資を受けるのはとってもしんどいですよね(/ω\)
銀行の融資に必要な「準備」や「時間」と比較するとファクタリングは審査が簡易でとってもスピーディーです。
必要書類が少ない・・・2社間ファクタリング
以前は金融機関の融資より「ちょっと少ない」くらいの印象でしたが、現在のファクタリングは大幅に進歩しています。
利用者の身分証・実際に現金化する請求書の2点だけで利用できるサービスも出てきています。
▼2社間ファクタリングと3社間ファクタリングについてはこちらの記事で紹介してます。
2社間ファクタリングとは?手数料やメリットは?違法じゃないの?
手続きが簡単・・・2社間ファクタリング
電話・FAX・メール・訪問でのヒアリングや必要書類のやりとり。
少し前まではファクタリングもこんな感じでした。
いまではユーザーごとにWEB上でサービス画面が存在し、そこから必要書類をアップロードするだけで利用が可能です。
とっても簡単(*´ω`*)
利用者(債権者)の業績が影響しない
「銀行融資よりも審査が簡易的」に連動しますが、利用者側の審査は限定的です。
本人確認ができるか?事業者として存在するか?事業をまっとうに営んでいるか?が利用者に求められる審査です。
そのため利用者側に必要な書類は「本人確認書類」だけでOKな提供会社が多いです。
担保・保証人なしで利用可能

金融機関からの融資はどうしても担保設定や保証人を求められるケースが多いですからね。
そもそも担保にできるようなものを持っていないケースのほうが多いのではないでしょうか?
また保証人についても2020年4月の民法改正により、設定のハードルが厳しくなっております。
引用:法務省民事局参事官室
安心感のあるサービス提供会社が増えている
ファクタリングはずいぶん前から世の中にありました。
なのに浸透しなかった理由は、サービス提供会社の信用力が低かったことです。
ところがいまは上場会社のような信用力の高い企業が参入しているため安心して利用できるサービスとなっています。
節税効果がある
実はこちらあまり知られていないメリットです。
理屈はファクタリング利用時に支払う「手数料」。
これが勘定科目では「支払割引料」となるため、経費として計上できるのです。
詳細は割愛しますが「帳簿上、会社の利益が減る=法人税を抑えられる」というしくみです。
負債も資産もオフバランス化できる
金融機関からの融資と比較したときになります。
金融機関からの融資は勘定科目でいうと「短期借入金」や「長期借入金」として負債として増加します。
また、取引先(請求先)への「売掛金」。こちらは資産に計上されます。
つまり、ファクタリングを利用すると
✅融資と違って「負債」が増加しない
✅売掛金をファクタリング会社に譲渡(売却)することで「資産」を減らせる
ということです。
取引先(請求先)に知られない・・・2社間ファクタリング
2社間ファクタリングのしくみでは取引先(請求先)に知られることはありません。
ただし返済遅延の場合は注意が必要です。
ファクタリング会社への返済が遅れそうな場合は事前に連絡を入れましょう。
常に連絡がとれる状況にしておく必要があります。
そうでないとファクタリング会社から取引先(請求先)へ直接連絡がいく可能性があります。
債権回収の手間の削減・・・3社間ファクタリング
3社間ファクタリングにおいて、取引先(請求先)は直接ファクタリング会社に支払いをします。
利用者からすると入金確認作業が完全に切り離されます。
デメリット
13のデメリットを挙げてみました。
業者の選別が難しい
請求先(取引先)に知られることもある
手数料が取られる
取引先(請求先)の審査によっては利用できない
リピート性がある
取引先(請求先)にファクタリングの利用を通知する必要がある・・・3社間ファクタリング
資金繰りに困っているという風評が流れる
現金化できる請求書のルールがある
債権譲渡登記設定が必要な場合がある
そもそも取引先(請求先)が事業主である請求書が必要
請求書記載の金額までが資金調達の上限
初回利用時は少額からのファクタリングとなる
手数料以外に資金移動時の振込手数料が発生する場合がある
業者の選別が難しい

ファクタリング会社は無数にあります。大手から小規模の会社まで様々です。
残念ですが一部のファクタリング会社が膨大な手数料を取ったり、合法の範囲内で利益をむさぼっています。
とは言え、大々的に広告が出ていたりホームページがしっかり作られている会社が多い。
良い会社か悪い会社か見分けがつきません。。。
請求先(取引先)に知られることもある
3社間ファクタリングは取引先(請求先)に通知や承諾が必要です。
2社間ファクタリングでは通知が不要ですが、返済遅延の場合ファクタリング会社から直接連絡がいってしまう可能性があります。
手数料が取られる
当然ですがファクタリングを利用すると手数料が発生します。
手数料はファクタリングの種類によって相場が変わってきます。
✅2社間ファクタリング・・・10%~20%
✅3社間ファクタリング・・・1%~9%
手数料だけを比較すると3社間ファクタリングが優位ですね。
取引先(請求先)の審査によっては利用できない
ファクタリングの利用審査において重要なポイントを占めるのが取引先(請求先)の審査です。
理由は取引先(請求先)からの入金がなかった場合、ファクタリング会社の損失になるためです。
請求書を買い取って手数料が入っても、肝心の請求書自体がお金にならなかったら元も子もないですからね。
しっかり入金されそうな請求書をチョイスするというわけです。
リピート性がある

事業運営のキャッシュフローは良くも悪くも一度変化するとなかなか元に戻せません。
利用者は資金繰りが厳しいからファクタリングを利用するはずです。
そんな中、ファクタリングを利用した次の月には資金繰りが改善してるなんてケースは稀ではないでしょうか?
一度ファクタリングを組み込んだキャッシュフローで回りだすとなかなか外すことはできません。
取引先(請求先)にファクタリングの利用を通知する必要がある・・・3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは取引先(請求先)への通知または承諾が必要になります。
これは3社間ファクタリングが成り立っている法律によるものです。
3社間ファクタリング・・・民法第466条「債権の譲渡性」と民放第466条「指名債権の譲渡の対抗要件」が法的根拠になっており、元の債務者への通知や承諾があれば債権を自由に売買できる。
資金繰りに困っているという風評が流れる
ファクタリングが日本の商習慣に浸透しきっていないことが原因です。
「ファクタリングを使うことは融資が受けられない」という間違った風潮です。
資金調達以外のメリットのためにファクタリングを利用する事実を知ってほしいですね。
現金化できる請求書のルールがある

もし請求書に記載してある内容が「取引先(請求先)の名前と請求金額のみ」だとしたらファクタリング会社は買い取ってくれないでしょう。
請求日や支払期限、振込先など最低限必要な項目がしっかり記載された請求書が必要になります。
請求書の不備が心配であればMisoca(ミソカ)のようなクラウドサービスもおすすめです。
無料で利用できる機能が充実しています。
無料で使える クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
債権譲渡登記設定が必要な場合がある
ファクタリング会社が取引先(請求先)からの入金を確実にするために実施する手続きです。
3社間ファクタリングでは取引先に通知や承諾をするためこの手続きが必要なケースは少ないです。
一方、2社間ファクタリングでは取引先に通知しないため必要なケースが多い印象ですね。
ですが最近では2社間ファクタリングでも債権譲渡登記が不要のファクタリング会社も出てきています。
そもそも取引先(請求先)が事業主である請求書が必要
消費者向けだけに事業展開しているとファクタリングは利用できません。
ファクタリングはすべての事業者が利用できる資金調達手段ではないということですね。
請求書記載の金額までが資金調達の上限
100万円の請求書を120万円で買い取ってくれるような仕組みではありません。
あくまで請求書の金額まで。。。100万円の請求書であれば100万円が上限です。
実質、手数料を引かれるので90万円くらいが早期現金化されるイメージですね。
初回利用時は少額からのファクタリングとなる
これは一般的な融資やクレジットカードの考え方といっしょですね。
利用回数や期間が増えれば増えるほどファクタリングで早期資金化ができる金額も増えていきます。
そのため、初回100万円の請求書を現金化したい!と思っても、「初回は10万円までです」というケースがあります。
本当に緊急性が高まる前に準備や実績を積んでおきたいですね。
手数料以外に資金移動時の振込手数料が発生する場合がある
利用するファクタリングのタイプにもよりますが、2社間ファクタリングでみていくと振込手数料が発生するタイミングは以下の2点です。
振込手数料については以下の2つの場面で利用者負担となります。
①請求書現金化のタイミング(ファクタリング会社が利用者に払う)
②ファクタリング会社へ支払うタイミング(取引先から入金がありファクタリング会社へ払う)
ですがファクタリング会社によっては利用者負担がないケースもあります。
メリットが多く、デメリットが少ないファクタリング会社

当サイトでは
を軸に以下の3社のファクタリング会社をおすすめしております
「初回利用時は少額から」というのはどこのファクタリング会社もいっしょです。
まずは無料の会員登録・実績づくりの利用をおすすめします。
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